薬剤を使わない勃起不全治療 – New York Urology Specialistsにて近日開始

by Alex Shteynshlyuger MD

想像してみてください:薬剤がいらず、手術もせず、家で使用する装置を買う必要もないEDの革新的な治療があったとしたら。未来の話をしているようですが、そんな治療がNew York Urology Specialistsで近日中に始まります。この治療は衝撃波治療と呼ばれます。正式名称はEDの低強度体外衝撃波療法(LISWT)といいます。これは既に成功を収めている腎結石の治療と同じコンセプトの治療法です。

Shockwave for ED

勃起不全の衝撃波治療

EDSWT(勃起不全衝撃波治療)を行っている、ある外来クリニックでは男性の勃起の質を永久的に改善できたと研究で示されています。衝撃波治療は、週2回15分の治療セッションを3週間行い、その3週間後にまたそのセッションを繰り返すというスケジュールで行われます。

治療の成果は直接的には比較できませんが、シアリス(Cialis)やバイアグラ(Viagra)のような他のより高価な治療と同様に良い結果が得られるようです。

EDの衝撃波治療は、バイアグラ(Viagra)、シアリス(Cialis)、レビトラ(Levitra)で十分な効果が見られない男性に対して、勃起の質を改善する薬剤を服用しながら行われます。低強度体外衝撃波療法(LISWT)による治療の後、多くの男性がバイアグラ(Viagra)やシアリス(Cialis)といった薬剤が必要でなくなります。

この治療は血管反応性を改善するため、血管EDを抱える男性に有効です。

EDSWT(EDの衝撃波治療)やLISWT-EDを受けられる患者とは?

勃起を得たり、維持したりするのが難しかったり、性交渉を行うのに十分硬い勃起を得られないといった、勃起障害を抱える男性で、そのEDが血管障害のために起こっているのであれば、ED-SWTで効果が見られるでしょう。通常、高血圧、高コレステロール、肥満、腎不全、心疾患などを抱える男性は血管障害のためにEDを引き起こしているので、ED-SWTで効果が得られるでしょう。MediSpec ED-1000やED用のRenovaシステムは、勃起不全治療に使用される2つのシステムです。

EDの衝撃波治療を受けるべきでない患者とは?

CoumadinやLovenox、イグザレルト(Xarelto)、Pradaxa、アピキサバン[Apixaban〔エリキュース(Eliquis)〕]のような抗血栓薬を服用している男性は、衝撃波治療を受ける間、これらの薬剤の服用を止められる場合を除いて、衝撃波治療を受けるには適していません。

血管疾患以外の理由でEDを患っている男性もED-SWTではあまり効果がないため、ED-SWTが適しているとは言えません。不安やストレス、低テストステロン値のためにEDを患っている男性がこれに当たります。薬の副作用(抗うつ剤、SSRI)や神経性疾患(多発性硬化症)によるEDを抱える男性も適しているとは言えません。血管疾患と非血管疾患の両方を持つ男性は衝撃波治療を試してみるとよいでしょう。

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22425129

EDの衝撃波治療は全ての人に効果があるのか?

勃起不全のための衝撃波治療は、血管(高血圧、コレステロール、肥満、糖尿病、血管疾患)による軽度から中程度のEDを抱える多くの男性に有効です。バイアグラ(Viagra)やシアリス(Cialis)、Stendraのような経口薬で完全ではなくても効果が見られる場合、EDの衝撃波治療は有効である可能性が高いです。RenovaやMediSpec-1000の治療後、50~70%が男性がバイアグラ(Viagra)やシアリス(Cialis)といった薬を服用しないでも勃起を得ることができるようになりました。

もし経口薬で効果が見られない場合、ED-SWTによって薬剤なしで勃起を得られるようになる可能性は低いでしょう。しかし、薬で効果が見られない場合でも、衝撃波治療の後に薬剤で機能改善や十分な勃起が得られるようになるかもしれません。重度のEDの場合は、他の治療選択肢を検討する必要があります。

ED-SWT(EDの衝撃波治療)が効かない場合の治療選択肢とは?

もしEDの衝撃波治療で効果が見られない場合、薬剤〔シルデナフィル(sildenafil)、タダラフィル(Tadalafil)、バルデナフィル(vardenafil)、アバナフィル(Avanafil)〕、陰茎注射可膨張性陰茎インプラントを用いたED治療が検討できます。

もっと知りたい方へ:

知っておくべきこと:


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